【手術3日目】ICUでリハビリも開始

入院・手術日記

⑥手術後3日目 2025年9月の記録】

ICUでは昼夜問わずナースコールが響きます。
患者は皆、身体が動かない状態。要望があれば呼ぶしかありません。

もちろん僕も例外ではなく、
「冷たいお茶ください」
「氷枕ほしいです」
と、何度もお願いしてしまいました。

看護師さんたちは本当に休む間がないほど忙しそう。
血液検査、投薬チェック、体位変換、尿バッグ交換…。
夜でも絶えず人が動いていて、仕事の大変さを肌で感じます。

そんな中でも気づいたのは、
看護師さんによって仕事のスタイルが全然違う ということ。

・気づきが早く、動きの無駄がない人
・優しい声かけをしてくれる人
・逆に少しそっけない人
・深夜の動作音が大きくて「あ、起きちゃった…」と思う人

人間だから当然ですね。
でも、その“ちょっとした気遣い”が患者には本当に大きな差になります。

特に困ったのは、
ナースコールを手の届く位置に置き忘れられること。
まだ身体を起こせず、声も出ない中で、どう呼ぶか困る…。

必死に廊下を通る看護師さんを待って、
全力で手を振って気づいてもらう。
そんな場面も何度かありました。

偉そうに観察してしまいましたが、それぞれ経験値も違いますし、本当に皆さんに支えられていると感じた3日目でした。

心臓周りのチューブが3本抜去される

この日は胸から入っていた計3本のドレーンが抜去されました。
みぞおち付近の管が抜けると楽になる、と聞いていたので嬉しい。

ただし…抜くときはやっぱり痛い。

「大きく吸って〜…吐きながらいきますよ〜」
看護師さんの合図とともに、
フーっと吐いた瞬間にズルッと1本ずつ抜かれました。

さらに、傷口をホッチキスのような器具でバチンと留める感覚。
なかなかの痛さだけれど、管が減ることで体が軽くなるのを実感しました。

椅子に座るリハビリ開始

この日から、ついに初めてのリハビリがスタート。
まずは「椅子に座る」という、たったそれだけ。

でも…これが想像以上にキツい。

身体を起こし、お尻をスライドして足を下ろす。
靴を履く動作すら足が重くて大変。

ベッドから目の前の椅子までわずか数歩。
でも、その“一歩”が重すぎる。

椅子に座ると、もう限界。
「早くベッドに戻して…」と心の中で弱音が出てしまったほど。

それでも看護師さんの
「10分キープしましょうか」
の声に、何とか頑張って姿勢を保ちました。

無情に減っていくテレビカード

看護師さんがテレビカードを入れてくれて、
テレビを流してくれたけれど、内容は全く入ってこない。

ただ“テレビの方向を向いているだけ”。
しばらくしてベッドに戻り、天井を見つめる時間が続きました。

ICUのベッドは自動で定期的にバランス調整されるため、床ずれの心配もなく本当に快適。
さらに足にはふくらはぎを揉み続けてくれるマッサージポンプが装着され、
これが気持ちよくて救いでした。

その心地よさの中でウトウトするのですが、
結局また“5分ループ”に戻される…。
テレビカードも気づけば容量オーバー。

体拭きと洗髪。生き返るような心地よさ

午後、看護師さんが体拭きと洗髪をしてくれました。
これが本当に、涙が出るほど気持ち良かった。

最初は
「若い看護師さんに全身拭かれるの、ちょっと恥ずかしいかな…」
なんて思っていたけど、
いざやってもらうとそんな気持ちは1ミリもなく、ただただありがたい。

湯を含ませたタオルで全身を拭き、小さな洗髪用の容器で丁寧に髪を洗ってくれる。

お風呂に入れない状態が続く中で、こんなにも人を元気にしてくれるとは思いませんでした。

少しずつ、身体も気持ちも回復へ向かっている。
そう実感できたICU3日目でした。

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